快適 厚沢部ライフ…移住体験住宅4棟が完成
update 2010/2/15 23:56
【厚沢部】町内への移住や長期滞在が体験できる「厚沢部ちょっと暮らし住宅」がこのほど完成し、11日から14日にはモニターツアー第1陣として、大阪府豊中市の高校教諭、南竹達朗さん(56)と妻の恵子さん(52)が3泊4日の町内生活を体験。真冬の厚沢部を満喫した様子だった。
住宅は本町の太鼓山入口と上里地区に2棟ずつ新築した。4棟とも省エネ型のオール電化住宅で、滞在に必要な家具や家電製品を完備。町内で製造している木質ペレットを燃やすストーブもある。厚沢部建設協会が建設し、町の第三セクター・素敵な過疎づくり株式会社(社長・渋田正己町長)が管理・運営する。
ツアーは3月に始まる利用者の受け入れを前に、住宅の使い勝手などを確認するため、4組・8人限定で公募。以前から2地域居住に興味がある南竹さん夫妻は、インターネットや大阪で開かれた移住フェアなどをきっかけに応募した。ツアー第2陣は19日に町内入りし、関西方面から訪れる3組が町内生活を体験する。
2人は札幌酒精工業厚沢部工場などの町内見学や温泉入浴をはじめ、土橋自然観察教育林(レクの森)では、スノーシュー(洋式かんじき)を使い、雪中散策を楽しむなど真冬の厚沢部を満喫。最終日の14日には、同社職員、町の森稔彦総務政策課長、住宅の建主である西峰工務店の西峰鉄三社長らと意見交換会を行った。
南竹さん夫妻は「本州の住宅よりずっと暖かい。寒さは心配ありません」「家電製品なども万全。長期間でも快適に過ごせそう」と太鼓判を押した。西峰社長は「家電製品は妻が選んでくれた。喜んでもらうことができて良かった」と笑顔をみせた。森課長も「町内では光ファイバー網が整備される。住宅のインターネット接続もすぐに対応します」とうなずいた。また、夫妻は「厚沢部には真冬の楽しみがたくさんある。滞在時間が足りないほど。冬の魅力をもっとPRすべきだ」「山間部の町だと思っていましたが日本海がすぐ近くで驚きました。次は真夏にもぜひ訪れたい」と笑顔で語り、笑顔でスタッフとの再会を約束した。
同社は体験住宅の利用申し込みを受け付けている。予約などの問い合わせは同社TEL0139-64-2022。
提供 - 函館新聞社
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