ひな人形商戦ピーク
update 2010/2/13 12:09
3月3日の「桃の節句」を前に、函館市内ではひな人形商戦がピークを迎えている。近年は三段飾りの収納型などコンパクトタイプが人気。大型店や商店では華やかな衣装をまとった人形たちがずらりと並び、ひな祭りの雰囲気を盛り上げている。
創業115年を迎える函館市若松町30の老舗店「宮田商店」(宮田一人店主)では、内裏さまとおひなさまだけの「親王飾り」や立ちびな人形など多彩な商品約20種類余りが所狭しと並ぶ。同店は主に趣向の凝った珍しい商品を店頭販売しており、クリスタルガラスのブランド「スワロフスキー」が衣装にちりばめられた「輝煌(きこう)のおひなさま」や衣装デザイナー、ワダエミさん監修の立ちびなのほか、びょうぶに掛け軸や布を使った商品もある。5万円から取りそろえている。5代目の宮田店主(31)は「自分や妻のために買う人もいる。風変わりなものを毎年買い付けているのでぜひ見に来て」と話す。
一方、テーオーデパート(梁川町)では特設売り場を設けており、人形と一緒に赤ちゃんの名前をつけたタペストリーも別売りしている。主流は10万円前後。担当者は「色は淡いピンクが売れ筋。住宅事情から収納タイプが人気です」と説明する。
人形の京菊(桔梗2)では三人官女の付く三段飾りの人気が高く、価格帯は10―15万円。親王飾りは8―13万円が売れ筋で、祖父母が孫のために買いに訪れるケースが多いという。
提供 - 函館新聞社
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