七飯町、違法コピーの防止でソフト導入へ

update 2010/2/12 09:49

 【七飯】全国各地の自治体でパソコンソフトの違法コピーが相次いで発覚している事態を受け、七飯町は違法コピーの防止機能を備えたソフトを導入する。今月中にも全職員のパソコンに防止ソフトを入れる。

 町は小中学校も含め約300台のパソコンを使用している。ソフトの購入費など約300万円をかけて情報管理体制を整備する。

 違法コピーはほとんどが違法と認識せずに行ったケース。町が導入するソフトは、インターネット上からのダウンロードや使用許可のないソフトのコピーができないよう設定されているほか、パソコンに登載されたソフトをチェックし、違法にコピーされたソフトがあると警告表示する。管理サーバーにも記録が残り、組織の責任者もチェックできる仕組みとなっている。インターネットのメール送信で送り先を誤った場合などの対策もできる。

 町ではこのほか、全職員のパソコンに対して、USBメモリーの接続時にパスワードを入力しないと、内部の情報にアクセスできないよう設定。自宅や私物のパソコンでの業務を禁じるなど職員にも徹底させている。

 町総務課は「法令を順守する立場の公務員が知らずに違法行為をする事態は避けなければいけない。環境整備と合わせながら職員にも法令順守を徹底させたい」と話している。

提供 - 函館新聞社




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