函館市議会4会派、定数削減案提出へ
update 2010/2/11 12:42
函館市議会の4会派は10日までに、議員定数削減に関する関係条例の改正案を、今月下旬開会予定の定例会に提出することで合意した。
関係者によると、定数削減に反対している共産党を除く4会派の幹事長が協議し、定数削減の方針と今定例会での議案提出、最終日での可決を目指すことを確認した。
函館市議会は来年春に改選を迎えるが、旧4町村との合併特例がなくなり、議員定数は旧4町村地区選出の各1人が減り、新市全体で34となることが決まっている。今後、具体的な人数について議論を進めるが、議会関係者によると、30から32を軸に調整が進む見通し。
議会内部では「人口1万人に対し議員1人」という、中核市における一般的な人口対比の目安を意識する声が強い。函館は定数34の場合、今年1月末の住民基本台帳に基づく人口対比は8355人で、議員数が目安を上回っている。
また、市の第三者機関の特別職報酬等審議会は本年度、「定数見直しによる報酬総額抑制に向けた検討が必要」と答申し、事実上の定数削減を求めている。
ある議員は「削減ありきではないが、定数34とするのは市民感情的に難しいというのが共通認識として存在する」と話す。別の議員は「市民に納得してもらえる、しっかりした理論付けが必要」としている。
提供 - 函館新聞社
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