江差なべまつり 「るもい萌え鍋」が参戦

update 2010/2/10 14:29

 【江差、留萌】20、21の両日に開かれる「第10回 冬江差“美味百彩”なべまつり」(江差観光コンベンション協会主催)に、留萌土木現業所や留萌支庁の職員有志で結成した「萌留(もえる)B級グルメ研究会」と、地元の郷土料理研究会「おいしんぼクラブ」(佐藤信子代表)が駆け付け、留萌産の農水産物を生かした鍋料理やシーフードカレーを出品する。

 2007年5月まで桧山支庁地域振興部主幹として勤務し、現在は留萌土現企画調整室長の郷康則さん(52)が仕掛け人となり、桧山と留萌の間で“食”を通じた交流の輪を広げることを目標に掲げている。

 郷さんは札幌の道庁を経て、昨年4月に留萌土現に転勤。着任直後の昨年5月には、土現や支庁職員と手を結び「留萌らしいベスト(BEST)なグルメ」を探究する“B級グルメ研究会”を立ち上げ、地元の農水産物を生かしたメニューを考案。市内のホテルなどでメニュー化が実現したものもあるという。

 なべまつりでは、地場産のエビをトマトを使ったスープで味付けした「るもい萌え鍋」を出品する。味付けは市内でレストランを経営する同クラブの佐藤代表が、道内で活躍するフード・ディレクターの貫田桂一シェフと共同開発した「オロロンラーメン」がヒントになった。

 研究会メンバーの「スープは鍋料理にも合う」との声を受けてメニュー化した。今年に入って市内で開いた試食会では「参加者にはとても好評だった。桧山の皆さんにも味わってもらうことができれば」(郷さん)。当日は留萌産の海産物をふんだんに使った「オロロンカレー」もPRするという。

 転勤後も、江差追分全国大会への出場など、桧山とのきずなを大切にする郷さんは「転勤族として全道で勤務する道職員が地域を結ぶ懸け橋になれれば。桧山と留萌は同じ日本海に面した地域。食文化を通じて、地域を愛する住民同士の交流を盛り上げていきたい」と語る。

 なべまつりは、町内の旧生涯学習センター体育館(本町271)で開催。クジラ汁やゴッコ汁など約40種類の鍋料理を1杯300円で提供する。20日は午後4時から7時、21日は午前11時から午後2時まで。問い合わせは同協会TEL0139-52-4815へ。

提供 - 函館新聞社




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