八雲国道でバスなど5台多重衝突事故 中学生ら30人けが

update 2010/2/7 12:00

 【八雲】6日午後1時ごろ、八雲町入沢470番地先の国道5号で、マイクロバスなど5台が絡む多重衝突事故が発生。合わせて32人が巻き込まれた。八雲署によると、このうち30人が病院に運ばれたがいずれも軽傷だった。マイクロバスには南空知の中学生バドミントン選手16人らが乗っていたが、病院で手当てを受けた後、全員が大会が行われる函館に列車で向かった。

 同署の調べでは、現場は海沿いを走る片側1車線の直線道路。吹雪による視界不良のため、函館方面に向け走行していたワンボックスカーと乗用車が停止。この乗用車に後続のワンボックスカーが追突し、押し出された乗用車も先頭のワンボックスカーに追突。さらに後続のマイクロバスと乗用車が次々と追突し、計5台の玉突き事故となった。体の痛みなどを訴えた30人が八雲町総合病院に運ばれ手当てを受けたが、いずれも軽傷だった。

 マイクロバスには、7日に函館で行われるバドミントンの南北海道予選に出場する南空知バドミントン協会所属の中学生16人を含む20人が乗車。追突の衝撃でマイクロバスはフロントガラスにひびが入り、左前方の助手席下部が破損した。同行していた同協会の池田忠広強化委員長(33)は「10メートルほど前を走っていた車が急に止まり、ドライバーが急ブレーキをかけて避けようとしたが、車内に子供たちの『危ない』という悲鳴が響いた直後に追突した。後方には保護者の車も数台走っていたが事故に巻き込まれなくてよかった」と話す。子どもたちに目立った動揺は見られないが「明朝の様子を見て大会出場の判断をしたい」と話す。

 同町では5日午後3時から6日午後4時までに約15aの降雪があり、断続的な地吹雪による視界不良が続いていた。同署で詳しい事故原因などを調べている。

提供 - 函館新聞社




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