水道管凍結が急増…函館市

update 2010/2/6 22:12

 2月に入り真冬日が続く中、水道管凍結件数が急増している。最低気温マイナス12・9度、最高気温も同4・9度と冷え込んだ4日に函館市水道局と水道修繕センター(函館管工事業協同組合内)に寄せられた件数は、この冬最高の231件に上った。同局水道課は「今後も冷え込みが予想されるので、こまめな水抜きをしてほしい」と注意を呼び掛けている。

 今冬の水道管凍結件数は昨年12月時点では35件と一昨年を下回ったが、1月には243件を数えるなど急増。特に真冬日が4日間続き、最も低い日でマイナス13・1度を記録した同14―17日に集中し、17日には101件の凍結相談が寄せられた。

 2月に入っても寒波は続き、4日現在で最高気温はプラスに達していない。「特に4日は水道課の電話が朝から鳴りっぱなしだった」(同局水道課)という。5日も60件を超える相談があった。函館海洋気象台によると、一時寒波は弱まるが、今後も平年に比べて気温の低い日が続くという。

 同局水道課によると、水道凍結の可能性が強まる目安は最低気温マイナス4度以下。予防策として長時間水道を使用しない外出や就寝時に水抜きをすることが第一だ。凍結した水道を放置しておくと水道管が破裂する恐れがあるので、早めの解氷が必要。業者を呼んだ場合の修理価格の目安は、平日昼間で6000― 8000円となっている。

 同局水道課は「築年数の経過した建物の多い西部地区からの相談が多く、今後も気温の推移には気を配ってほしい。凍結した場合は早めに対処して」と話している。問い合わせは同局TEL0138・27・8753、同センターTEL同62・5511。

提供 - 函館新聞社




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