参院選比例区、公明・横山氏が出馬表明

update 2010/2/5 10:59

 公明党の横山信一道議(50)=函館市区選出=は4日、今年7月の参院選比例区に立候補することを正式表明した。党本部が同日、公認を決定。引退する風間昶氏(62)の後継として北海道・東北ブロック重点候補となる。横山氏は函館市内で会見し、「厳しい戦いになると覚悟しているが、期待に応え議席を守りたい」と述べた。

 出馬を決めた理由について「北海道からの参議院の議席は結党以来45年間送り出し続けている。風間氏の引退で、議席を失うのは残念との思いがあった」と説明。風間氏が長年手がけてきた北海道新幹線問題のほか、一次産業の充実、経済対策、食の安全、環境問題などに取り組むとした上で「野党の立場でさらに頑張りたい」と述べた。

 公明党は当初、今参院選でブロックごとの重点候補を立てず、党名での投票を呼びかける方針だったが、「政治とカネの問題」などによる鳩山内閣の支持率低下を受け、方針を転換。同氏は「中央の決定は党勢推進の上で歓迎している。候補を立てて戦うことへの期待に応えるよう精進したい」とした。 また、道議の辞職時期については「後援会との話し合いが必要。議会内での引き継ぎを滞りなく行い、できるだけ早い時期に済ませたい」と明言を避けた。 横山氏は帯広市出身。北大大学院水産科学研究科修了。道立函館水産試験場勤務を経て2003年の道議選函館市区で初当選し、現在2期目。昨年10月から党北海道本部幹事長代行。参院選比例区には元函館市議の板倉一幸氏(58)=民主党=も私鉄総連の組織内候補として出馬を表明している。

提供 - 函館新聞社




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