身を清め節分祭 高穂神社で水ごり
update 2010/2/4 18:45
3日は「節分」。函館市内の寺院や神社では、1年の無病息災を祈る節分祭などが開かれた。
同市上湯川町の高穂神社(澤口廣宮司)では、節分祭を前に水ごりを行った。澤口宮司や神職、氏子代表ら白装束姿の6人が、境内にあるオンコの御神木の根元から沸き出る水をかぶりながら、五穀豊穣、社会の平穏、氏子らの健康を祈った。
水ごりが始まった午前9時ごろの函館の気温は氷点下11.1度。雪が降る中、始めに澤口宮司(59)が祝詞をささげてから水をかぶり、続いて5人が行った。澤口宮司は最後にクマザサにつけた水を氏子らにかけておはらいした。澤口宮司は「外気温が寒いだけに、水は冷たく感じなかった」と話したが、体からは湯気が上がり、厳しい寒さを感じさせていた。
同神社は1911(明治44)年開基、80年に創建され、今年は神社創建30周年を迎えた。澤口宮司は「節目の年だけに、例年より気合が入った。景気が回復し、世の中が良くなってほしいと祈りました」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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