「食」キーワードに申請 はこだて観光圏推進協設立

update 2010/2/4 18:44

 【北斗】道南の全市町が一体となって広域観光圏域の形成を目指す「はこだて観光圏整備推進協議会」の設立総会が3日、北斗市総合文化センターで開かれた。渡島・桧山管内18市町の自治体や観光団体などが参加、今月19日までに国に対し、「食」をキーワードとした観光圏の認定申請を行うことなどを決めた。

 「観光圏」は2008年に施行した観光圏整備法に基づき、観光客の来訪や長期滞在を促進する目的で観光庁が特定地域を認定する。事業ごとに国から上限40%の補助が受けられるなどのメリットがあり、これまでに全国で30地域、道内では3地域が認定を受けている。

 18市町は協議会設立に先立ち「はこだて観光圏整備計画」を策定し、10年度の認定を目指す。滞在促進地区として6地域を設定し、食を中心に地域のブランド化を目指す。主な事業として地元食材を使った新たな「ご当地料理」の開発や各地をめぐってのクイズ事業、観光施設や入浴施設で使える周遊プログラムなどを盛り込んでいる。

 数値目標としては観光入り込み客数を2014年度までに1302万人(08年度比20%増)、平均宿泊日数を1・82日(同25%増)を目標に設定した。

 総会には函館市、北斗市をはじめ道南の全自治体のほか、観光団体、商工団体などから約100人が参加。同計画案を承認し、会長に西尾正範函館市長を選んだ。同市長は「道内だけでも4地域が申請するとみられ、新年度の認定枠は全国で5カ所程度とみられる。狭き門だが、認定を受けられるよう地域の皆さんと取り組みを進めたい」と述べた。

提供 - 函館新聞社




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