森町、駅前大通りで産業市「食KING市」開催へ

update 2010/2/3 09:23

 【森】森町はJR森駅前の大通りで、地元の農水産物や特産品の販売などをする産業市「食KING(ショッキング)市」(仮称)の構想を固めた。毎月1回程度、継続的に開催する新たな取り組みで、4月からの実施を目指している。佐藤克男町長は「地域活性化の起爆剤として実施したい」と話している。

 2日に町公民館で、佐藤町長が農業や商業団体の関係者に示した。

 食のKING(王様)と、あっと驚く市場を目指して、名前をショッキングとした。町によると、町内では砂原や濁川など地域単位での産業市は行われているが、森町が主導して地域全体で継続的に行うのは初めてという。

 昨年5月、町と商工会議所や農協、漁協など産業5団体で町産業・経済活性化協議会(産官サミット)を立ち上げ、中心市街地の活性化や地域振興について定期的に協議してきた。商店街は日曜日を休みとする業者がほとんどで、佐藤町長が日曜でも人が集まる市場開催を提起していた。

 構想では、函館市の昔の朝市をイメージし、毎月1回、日曜日に定期開催する方針。ホタテやカボチャ、プルーンなど季節の農水産物、イカ飯などの特産品を格安販売し、毎月「目玉商品」を設け、呼び物にする。割引商品「今月の参ったネ(値)」、タイムバーゲン「今月の待ってたネ(値)」も設け、町外からの購買者を増やし、観光ルートにも育てたい考えだ。

 出席者からは「観光客はその場で特産品を食べたいはず。買い物だけでなく飲食メニューも提供してはどうか」「本州、札幌方面に出荷されて地元の人が食べる機会の少ない食材を売ってほしい」「駒ケ岳にあるマツタケは目玉になる」などの提案が寄せられたほか、日にちの設定や季節の目玉がない場合の対応策、保健所との手続きといった課題も挙げられた。

 今後、産官サミットでさらに具体的な日程や手法を詰めていく予定で、佐藤町長は「やってみなければ分からない部分はあるが、やってみる価値はある。いずれは毎週できるようにしていきたい」と意気込んでいる。

提供 - 函館新聞社




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