イカ飯やスイーツ人気 台湾で「函館フェア」
update 2010/2/2 09:44
台湾中部に位置する彰化県のスーパーマーケットで、函館の特産品を一堂に集めた「函館フェア」が1月23、24日に初めて開かれた。名産のイカ飯やスイーツなど約30品目を販売。会場には連日、地元の買物客が大勢足を運び、函館人気の高さを示した。市は「産品の認知度をさらに高め、今後も同様のフェア継続してもらえるよう働きかけたい」と話している。
函館フェアは、彰化県内で店舗展開する日本食スーパー「裕毛屋」が主催し、現地の購買意欲が活発になる旧正月を間近に控えた時期に行われた。昨年1月に中小企業で組織する函館海外市場販促振興会(HOMA)と市が貿易振興策の一環として、共同で同県を訪問して現地のバイヤーを対象にプレゼンテーションなどを行った際、県や同スーパー側と接点を持ったことを契機に開かれた。
フェアにはHOMA参加企業のうち、製菓、乳製品、農水産加工業など5社が参加。各社から社員が現地に赴き、イカ飯の実演をはじめ、ヨーグルトや菓子などを販売した。
市経済部によると、土曜、日曜に開催されたことも重なって多くの来店客でにぎわいを見せ、「スーパー側からは売上目標が達成されたと聞いている」という。
期間中は来店客に対し、購買品や価格帯、嗜好などに関するアンケートも行っており、今後、詳細な分析を進めていく。同部は「総花的な物産展とは違った消費者ニーズを開拓し、需要を掘り起こす上で意義のある取り組みだった」話し、「水産加工品を現地の品物と一緒に販売するなど、工夫次第で売れることも分かった。継続に向けて先方と話し合いを進めたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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