幻想的な冬の夜満喫 点灯ウオーク

update 2010/2/2 09:44

 キャンドルの炎に導かれ、観光名所の夜道散策を楽しむ「はこだてイルミネーション・点灯ウオーク」(実行委主催)が1日、函館市元町で行われた。元町公園や港が丘通り、教会に手づくりのワックスキャンドル300個を設置。42人が参加し、幻想的な雰囲気を満喫した。

 2010はこだて冬フェスティバルの一環。ほのかな明かりで市民と観光客らの心をつなぐ「光の小径(こみち)」のキャンドル5000個のうち、元町地域には300個が並べられた。

 市内の観光ボランティアガイドが案内。午後6時にハート型のキャンドルが置かれた元町公園を出発。旧函館区公会堂や八幡坂、二十間坂などの歴史や由来の説明を受けた。

 今年は初めて、カトリック元町教会もコースに加わった。青色の電飾に染まる教会にオレンジのろうそくの灯が揺れ、雪景色に映える情景に「うわぁ、ここはひと際きれい」と参加者の歓声が響いた。

 ゴールのFMいるかに到着後、市内ホテル宿泊券などが当たる抽選会が行われ、盛り上がった。

 旭川市から訪れた石山雄三さん(72)は「素晴らしいの一語。本当にきれいだ」、孫の琴葉ちゃん(6)は「ゆらゆら揺れるろうそくの明かりが良かった」と笑顔を見せていた。

 点灯は4日まで。時間は午後6時―同7時半。期間中、カトリック元町教会を見学することができる。

提供 - 函館新聞社




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