札苅トンネル工事安全祈願祭「予定通り完成を」

update 2010/2/2 09:43

 【木古内】北海道新幹線(新青森―新函館駅間)の札苅トンネル工事の安全祈願祭が1日、木古内町札苅の工事現場で行われた。道内側では5本目となる掘削工事で、2013年3月の完成に向けて本格的な工事が始まった。

 同トンネルは同町札苅内を通る全長約1・2キロ。掘削作業は木古内側から函館側に向かって行われ、工区内にはトンネル以外に橋りょうや高架橋なども含まれる。道内側で工事計画のある6本のトンネルのうち5番目の長さで、総工費は約29億円。

 安全祈願祭には関係者約100人が出席。発注元の鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局の名越次郎局長をはじめ、寺山朗渡島支庁長、大森伊佐夫木古内町長、小笠原憲生JR北海道函館支社長がかま入れなどの神事を執り行った。

 名越局長は「新幹線工事は次々とトンネル工事が完成、着工し、大きな進ちょくを見せている。今後も安全に予定通り完成させたい」とあいさつ。大森町長は「新幹線は町民の悲願、道民の夢。新函館までの早期開業と札幌延伸を積極的に推進したい」と話した。

提供 - 函館新聞社




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