もうすぐ節分 恵方巻き多彩に
update 2010/2/1 09:55
節分の日にその年の縁起の良い方向(恵方)を向いて食べると厄をはらい、幸運を呼ぶとされる「恵方巻き(太巻き)」が、函館市内の各店舗に並んでいる。2010年の今年の方角は西南西。関西地方発祥の風習だが、道内でもここ数年、広く知られるようになってきた。コンビニエンスストアやデパート、ファストフード店などでは、洋風などにアレンジした特色ある商品を開発し、売り上げを競っている。
丸井今井函館店(本町32)の地下食品売り場では「恵方巻き・節分特集」と銘打ち、すし職人が実演販売する「サラダ恵方巻き」(1050円)や「海鮮恵方巻き」(1575円)などを用意。同店に店舗を構えるマリー・カトリーヌでは1月27日から、限定販売となる「恵方巻きロールパン」(525円)を置いている。ペイストリー・スナッフルスでも同日から、米粉を入れて焼いた生地にフルーツとクリームをチョコのクレープで包んだ「恵方ロール」(400円)を限定販売している。丸井今井函館の関係者は「前年度比10%増の売上げが目標」と話していた。
函館市内でチェーン展開するファストフード店「ラッキーピエロ」(王一郎社長)では今年から、「チャイニーズチキン恵方巻き」(450円)を市内5店舗で1月中旬から予約販売している。同店の人気商品「チャイニーズチキンバーガー」に使われているから揚げをメーンの具材とし、ボリューム満点だ。受け渡しは2日から4日までとなっており、同社の王未来副社長は「太巻きを食べるという文化を、若い人を中心に発信していきたい」と意気込んでいる。
ハセガワストア(佐藤勝幸社長)では、そぼろ、かんぴょう、キュウリなどを巻いたオーソドックスな太巻き(380円)を販売。1月から予約を開始し、3日まで店頭でも販売している。同店では「昨年と同水準の計1600本の売り上げを目指したい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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