搭乗者が前年比18・3%増 09年利用実績 大韓航空函館支店

update 2010/2/1 09:54

 大韓航空函館支店(岸田茂支店長)がまとめた2009年の利用実績によると、年間の搭乗者が前年比18・3%増の3万8242人と、06年6月の就航以来、過去最多だったことが分かった。特に12月の函館発の搭乗率は9割近くまで伸び、同社が就航する16路線中で最高。岸田支店長は「冬の北海道は人気で、さっぽろ雪まつりシーズンの2月も予約が好調」と話している。

 同支社によると、09年は函館発の搭乗者が前年比19・7%増の1万8866人、ソウル発は同17・0%増の1万9376人。搭乗率は函館発が同7・2ポイント増の65・6%、ソウル発は同6・1ポイント増の67・4%だった。

 09年で最も好調だった12月は、函館発の搭乗者が前年同月比3・4倍の2299人、ソウル発は同2・9倍の2255人。搭乗率は函館発が同42・0ポイント増の87・8%、ソウル発は同32・3ポイント増の86・1%といずれも高水準となった。

 円高で日本からの旅行者が増えたほか、ソウル経由で東南アジアなどを訪れる利用客も増加したとみられる。また、韓国の景気が回復してきたことも増加要因の一つ。韓国では札幌の人気が根強いが、函館便の方が料金が安いこともあって、函館入りして洞爺や登別、札幌などを周遊して新千歳から帰るツアーも人気を集めているという。

 函館市がソウル近郊の高陽(コヤン)市と姉妹都市提携することで合意していることも、今後のプラス要素になりそうだ。岸田支店長は「函館市の韓国でのプロモーション活動が浸透し、函館の知名度アップにつながった。姉妹都市提携も路線へのメリットが大きい」と期待している。

提供 - 函館新聞社




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