函館空港の乗降客13.8%減の150万人

update 2010/1/30 19:24

 函館空港の2009年の乗降客数は前年比13.8%減の150万3855人だったことが、函館市のまとめで分かった。景気の低迷や新型インフルエンザの流行、台湾からの国際チャーター便の減少が影響した。市は「悪条件は出尽くしたので、今年は全日空による関西線の季節増便の再開などの明るい要素でプラスに転じれば」としている。

 国内線は前年比11.3%減の143万6297人。特に関西線は同52.0%減の7万6796人と半減し、日本航空が同路線を廃止した影響が大きく表れた。東京線も減少し、同6.8%減の109万1575人だった。道内線は同8.8%減の15万7105人。ただ、生活路線としても利用されている北海道エアシステムの奥尻線は同1.1%減の1万188人とほぼ前年並みの実績だった。

 国際線は前年比46.0%減の6万7558人。台湾のマンダリン航空が日本へのチャーター便の運航をやめたため、国際チャーター便が同68.2%減の2万8476人に落ち込んだ。昨年5月以降、運休が続いているサハリン航空のユジノサハリンスク線は、同78.8%減の687人にとどまった。一方、大韓航空のソウル線は利用が好調で、同18.3%増の3万8242人と唯一、前年実績を上回った。

 函館空港の乗降客数は1998年の248万9218人がピーク。2002年に240万人台となったが、その後は07年に200万人を割り、減少が続いている。市空港課は「利用増に向け、引き続きエア・ドゥ(全日空と共同運航)の東京線1便の機材の大型化を働きかけていきたい」としている。

提供 - 函館新聞社




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