タラの解体見学など漁業の面白さに触れる
update 2010/1/28 14:20
恵山地域の地元漁師らによる「漁業ふれあい体験学習」が27日、函館えさん小学校(後藤愼一校長)で行われた。4―6年生70人が参加し、タラの解体を見たり、漁具に触れたりして地場産業への理解を深めた。
子どもたちに地域の主要産業である漁業の面白さを伝え、関心を高めようと渡島支庁南部地区漁業士会(成田力会長)などが実施した。道の「漁業担い手活動支援事業」を活用し、昨年11月の日新小に続いて2カ所目の開催となる。
児童はまず、同会が作成したDVDを視聴してマダラの1本釣りやタラのはえ縄漁業の様子を学習。続いてタコ釣りやはえ縄の漁具の使い方を教えてもらったり、ロープワークを体験した。えさん漁協尻岸内地区女性部(若山末子部長)の部員らが約6キロのマダラを実際に解体してみせる場面もあり、子どもたちは「おいしそう」「すごい」などと夢中になって作業を見つめていた。
6年生の六沢柊介君(12)は「はえ縄の映像が面白かった。漁師の仕事は大変そうだった」と話し、親がタラやソイ漁などを行う相馬亜弥さん(12)は「親の漁は手伝うけど実際に漁する様子を映像で見れて大漁ですごいなと思った」と感想を話していた。学習後、同女性部が作ったタラの三平汁も振る舞われた。
成田会長(44)は「魚種で使う道具が違うことも知ってもらいたい。漁業のファンを増やしたい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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