18日に江差追分全国大会、新型インフル対策の対応マニュアル策定
update 2009/9/16 11:41
【江差】第47回江差追分全国大会の開幕を18日に控え、大会を主催する江差追分会(会長・濱谷一治江差町長)は、大会会場で新型インフルエンザ患者が発生した場合を想定した対応マニュアルをまとめた。
大会は18―20日までの3日間、町文化会館(茂尻町71)で開かれ、国内外から多数の大会出場者や観客が訪れる。道南でも函館市などで新型インフルエンザの流行期が始まる中で、大勢の観客や出場者が、長時間滞在する大会会場での感染防止対策が課題になっている。
同会の小田島訓事務局長によると、会場内で発熱や体調不良を訴える人が出た場合、ただちに出場者や観客との接触を避けるため確保する観覧室に患者を誘導するよう、大会運営に従事する町職員に徹底。大会初日の18日は、町内の医療機関で、休日の19・20日は、最寄りの救急当番医での受診を勧める。原則として患者本人が自家用車やタクシーで移動することになるが、症状が重く自力での移動が困難な場合は、症状に応じて搬送方法も検討するとしている。
大会開催に合わせて、町の新型インフルエンザ対策本部も、町内外のホテルや旅館に、手指用消毒薬の設置や施設内の消毒を要請。同会が大会関係者の宿泊先として確保した宿泊先でも消毒薬の設置など対策を強化する。
15日現在、江差保健所管内の桧山管内南部では、新型インフルエンザの集団感染は発生しておらず、学級閉鎖なども行われていない。同保健所管内のインフルエンザ定点報告数は第33週(8月10―16日)に0・67人に上昇したが、第35週(同24―30日)は報告数がなく、第36週(8月31日―9月6日)も0・33人と低調に推移。町の対策本部は、管内での本格的流行も視野に、手洗いやうがいといった予防対策の徹底を呼び掛けている。
提供 - 函館新聞社
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