市民体育館 西尾市長「現在地で増築」 市議会総務常任委提言

update 2010/1/20 10:26

 函館市議会の総務常任委員会(浜野幸子委員長)は19日、老朽化した市民体育館(湯川町1)の整備に関する提言をまとめ、西尾正範市長と多賀谷智教育長に提出した。西尾市長はこれに対し、現在地で改修し、メーンアリーナを増築する方針を明言した。

 同委員会は昨年3月から体育館に関する議論を続け、同10月には長崎県と呉市(広島県)への視察を行っている。学識者や市民による「市民体育館あり方懇話会」が昨年12月、「現在地での増改築が望ましい」と提言書を市教委に提出したことを踏まえ、内容をまとめた。

 提言は大きく5項目からなり、立地場所の具体的な明記はしていないが、整備方針について「現施設の改修にとどめず、新築か新メーンアリーナを増築、整備すべき」としている。

 また、具体的な整備内容として、「あり方懇話会」の内容に沿い、バスケットボールコート3面、バドミントンコート16面分の面積確保のほか、合併特例債の活用による2014年度までの完成などを求めている。

 西尾市長は懇談の中で、現在地への増設について「交通の便も良く、サブアリーナを持つことで利便性が高まる。この進め方がリーズナブルと思う」と述べた。

 新年度以降、整備基本方針の策定などが見込まれており、市教委生涯学習部は「特例債の活用を考えれば年次が限られることを踏まえ、庁内議論を経てスケジュールを検討していく」と話している。

提供 - 函館新聞社




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