函館中部高の仙石さん海外大に推薦合格
update 2010/1/20 10:24
函館中部高3年の仙石未和さん(18)が、アイルランドの国立ダブリン大とイギリスの国立バンガー大の推薦試験に合格した。同校の高大連携協定を活用し、海外大学への進学を決めた2人目となる。仙石さんは「いろいろ感じ取り、絶対に頑張りたい」と期待に胸を膨らませている。
同校は英語教育に力を入れており、2008年5月には両大学を含む海外の4大学と協定を締結した。協定によって連携大への推薦入試ができるほか、教材開発や語学研修などに取り組んでいる。昨年度は初めて瀬川真司君がこの制度を使って進学し、現在もバンガー大で勉学に励んでいる。
仙石さんは以前から海外に強いあこがれを抱いており、昨年、先輩の瀬川君が推薦入学したのを知って受験を決意した。心配する両親を何度も説得し、昨年12月に神戸市で試験を受けた。合格した時は「喜びが爆発した」という。
4月からは国立大の出先機関にある留学生向けコースに1年間通って基礎的な学習をし、その後、いずれかの大学に進む予定だ。初めての留学生活に向けた目標を「まずは生活レベルの英語を身に付けたい」と話し、「将来はさまざまな国の人と一緒に働くような世界とかかわりのある仕事に就きたい」と語る。「両親に感謝している。自分のやりたいことができる分、絶対頑張りたい」と意気込んでいる。
英語科の今井康人教諭は「非常に熱心な生徒。瀬川君も海外の大学で好成績を取っており、中部高生の力を感じる。仙石さんも成功して後輩の良いモデルとなり、海外進学が学校の伝統になれば」と喜んでいる。
提供 - 函館新聞社
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