アルペンスキーの佐々木明選手 3度目の五輪へ 北斗市市民栄誉賞も決定

update 2010/1/19 11:52

 【北斗】北斗市出身のアルペンスキーヤー、佐々木明選手(28)=エムシ=が18日、2月12日からカナダ・バンクーバーで開催される冬季五輪の日本代表に内定した。19日にも全日本スキー連盟から正式に発表される見通しで、2002年ソルトレイクシティー、06年トリノに続く3度目の五輪出場となる。この快挙を受けて北斗市は、佐々木選手に市民栄誉賞を贈ることを決定。地元の後援会やスキー関係者は二重の喜びに沸いている。

 佐々木選手は合併前の旧大野町生まれ。中学時代まで地元のアルペンチームに所属し、ジュニア時代から全国トップクラスで活躍。卒業後は北照高校(小樽)、日体大と進み、ワールドカップ(W杯)を転戦。03年1月のスイスウェンゲン大会をはじめ2位入賞を3度果たすなど、日本の第一人者として男子アルペンを引っ張ってきた。

 過去2度の五輪成績は02年の男子大回転で34位、06年は回転、大回転とも途中棄権に終わっている。

 今シーズンはW杯第2戦16位、第3戦15位、第4戦21位と30位以内に与えられるポイントを3戦連続で獲得するなど調子を上げ、ポイントの合計や過去の実績などから五輪代表の座を手中にした。

 市は五輪出場が確実となったことから、市民栄誉賞を贈ることを決定。全日本スキー連盟の正式な発表を待ち贈呈の手続きを進める。同市からの市民栄誉賞は昨年8月、陸上女子800メートルで日本中学新記録を樹立した岡田芽さん(上磯中3年)に続く2人目。

 海老沢順三市長は「佐々木選手のような素晴らしいアスリートが北斗市から誕生したことは市民の誇り」とたたえた。父親の悦郎さん(61)は「一生懸命やってきた結果が認められ、親としてもうれしい」と話した。

提供 - 函館新聞社




前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです