旭友ストアー撤退 コープさっぽろが木古内、福島店引き継ぎ

update 2010/1/17 15:58

 【札幌】バス会社の旭川電気軌道(旭川市)が子会社の食品スーパー旭友ストアー(同、河西利記社長)道内14店舗を閉店し、スーパー事業からの撤退を決めたことをめぐり、同社とコープさっぽろ(札幌市、大見英明理事長)は16日、札幌市内で記者会見を開き、コープさっぽろが、木古内、福島店を含む8店舗の営業を引き継ぐと発表した。社員、パート従業員も、面接をした上で雇用を継続する方向で大筋で合意した。

 旭友ストアーは3月から5月末までに順次閉店し、閉店後1カ月以内に改装を終え、コープさっぽろとして生まれ変わる。木古内、福島店など各店舗の閉店時期は未定。今後、両者で調整する。

 また、旭友ストアーが発行する「Aカード」の脱会手続きは2月15日からとし、同社は「ポイント還元などお客に一切迷惑をかけない形で清算を行う」としている。

 旭友ストアー木古内店は社員4人、パート従業員23人。2008年の売上高は5億9千万円。福島店は社員4人、嘱託1人、パート従業員20人。2008年の売上高は5億8千万円。

 コープさっぽろは「木古内、福島店など営業を引き受ける店舗については、売上高を最低でも1・3倍以上にすることを見込んでいる」と話している。

 店舗を抱える自治体でも安どする声が出ている。木古内町の大森伊佐緒町長は「雇用や地域経済の面からも、ひと安心。町民だけでなく、近隣の町からも買い物客が来ているので、コープさっぽろによる営業継続は喜ばしい」と話した。

提供 - 函館新聞社




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