野鳥からサクラ守れ…町、ウソ対策会議「血脈桜」に網
update 2010/1/15 09:34
【松前】松前町のシンボル、サクラを野鳥ウソの食害から守ろうと、町とウソ対策会議は14日、松前公園内の光善寺にある名木「血脈桜(けちみゃくざくら)」を網で覆う作業を行った。町と同会議などは今後、ほかの木にも防鳥器具を取り付けるなど、サクラを守る取り組みを行う。
血脈桜は高さ約8メートル、枝から枝の間が約12メートル。昨年12月末に周囲に足場を組み、網で覆う準備をしていた。この日はあいにくの吹雪となったが、町職員や同会議のメンバーら15人が足場に登り、36メートル×18メートルの農業資材の網を取り付けた。網で木を覆うのは、町内では初めての取り組み。
町では「効果を見て来年以降も継続するか判断する」と話している。
また、公園内を巡回してウソを追い払うボランティアも募集しており、現在、町民ら約40人が参加する予定となっている。25日から3月下旬まで公園内をパトロールする。
ほかにも、血脈桜以外のサクラの木を守るために、テープやバルーンなどの防鳥器具の取り付けを31日から実施。巡回と器具の取り付けは、同会議や町職員、ボランティアが行う。
ウソはサクラの花の芽を食べ、昨年は花見時期に花が咲かないなどの被害があった。この冬も12月末ごろから確認されており、例年2月ごろに食害が最も多くなり、特にソメイヨシノや南殿の花の芽の被害が多いという。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。