みそぎ祭り開幕 行修者が勇ましく水ごり
update 2010/1/14 12:02
【木古内】木古内町の佐女川神社で1831(天保2)年から続く神事「第180回寒中みそぎ祭り」が13日午後6時の参篭(さんろう)報告祭で開幕した。行修者の若者4人が鍛錬に入ることを神に報告し、身を切る寒さの中で水ごり。氏子らが玉ぐしをささげ、豊漁や豊作、地域の安全などを祈願した。
今年の行修者は大学生の平野嘉栄さん(22)、専門学校生の村上駿弥さん(19)、竹田峻輔さん(20)、高校生の久保田翔さん(17)の4人。下帯姿で境内に現れ、多くの町民らが見守る中、水ごりを開始し、心身を清めた。水ごりは祭り最終日の15日まで昼夜を問わず続けられる。
函館海洋気象台によると、午後7時の同町の気温は氷点下3・1度。雪が降る中、行修者の4人は寒さをこらえ、「行くぞ」「おう」と気合を入れ、冷水をかけ合った。若者たちの勇ましい姿を一目見ようと集まった町民らから大きな歓声が送られた。
14日は午後5時45分から町民がちょうちんを持って町を練り歩く「みそぎ行列」が行われ、15日は午前11時50分ごろから、行修者が下帯姿でご神体を抱え海に入る「海中沐浴(もくよく)」で祭りは最高潮に達する。
提供 - 函館新聞社
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