旧函館北高校グラウンド 無料開放へ 要望受け、競技団体に
update 2010/1/14 12:02
函館市教育委員会は、2007年春に旧函館東高校との統合に伴い閉校した、旧函館北高校グラウンド(同市日吉町4の19)を早ければ新年度にも無料で開放する方針を固めた。同校跡地の利活用方法が決定するまでの暫定的な措置で、各種スポーツ団体に対して貸し出す考え。
同グラウンドは閉校後、活用方法を検討しながらも、市教委の管理下に置かれたまま使用されず、以前から市民への開放を求める要望が寄せられていた。だが、函館市民体育館の移転候補地に挙がっていたこともあり、調整は難航。今回「函館市民体育館あり方検討懇話会」が現在地での増改築が望ましいと市教委に答申したことを受け、貸し出す方針となった。
函館サッカー協会(永沼秀興会長)は08年11月、大会や試合数の増加に伴い市内で充分な会場数を確保できず、競技の幅広い普及に支障が出ているとして、市教委に開放を求める要望書を提出しており、今回も同協会が主体となり市に働き掛けた。
同校グラウンドは広さ約2万9000平方メートルで、ラグビー1面、サッカー、野球を供用で1面取ることができる。設備はラグビーやサッカーのゴール、バックネット、ホームベースが現存する。しかし閉校後約3年が経過し、グラウンドには草が生い茂るなど使用には整備が必要だ。
市教委スポーツ振興課は使用にあたり「暫定的な使用なので市では整備費を出せない。グラウンドの維持整備を自分たちで行える団体を窓口として、一般ではなく市内の各スポーツ団体に貸し出す方針」とし、函館市体育協会(森川基嗣会長)と現在調整を進めている。また同課は「まだ使用時間、整備方法など各団体との調整が必要な部分が多い」と話している。
提供 - 函館新聞社
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