靴店で滑り止め加工注文相次ぐ
update 2010/1/13 13:12
年明けからの大雪で歩行者の転倒事故が心配される函館市内。凍結路面などの悪路に、市内の靴店では滑り止め加工の注文が相次いでいる。雪道を安全に歩くためのアドバイスや、人気の商品について各店に聞いた。
丸山靴店(松風町6、丸山雄一社長)では昨年12月20日ごろから、多い日には1日8足ほどの加工注文を受ける。「雪質に合った滑り止めを選ぶことが大切」と丸山社長。シャーベット状の雪上を歩くときは硬いゴムの材質、氷上はガラス繊維を使用したもの、深い雪の場合は柔らかい材質のものが適しているという。
同店では希望する素材や靴のサイズ、形態に合わせ、靴底の部分を交換してくれる。価格は2000円前後からで、市民だけでなく、観光客からの注文も多い。もともとガラス繊維が底に施された靴は1万6000円前後からあり、こちらのほうは市民が購入するケースがほとんどだ。
ミワ靴店(松風町11、三輪徹雄社長)では、早朝出勤する製造業従事者や深夜に帰宅する飲食店関係者などがゴムバンド製で着脱可能な滑り止め(1680円)を買い求めることが多いという。また、靴底に打ち込む金属製のピン(1本100円、取り付け料込み)は坂道の多い市内西部地区の市民に人気。
同店では、年明けから着脱式滑り止めや加工注文が増えた。ツルツルの歩道などで例年になく神経を使うが、三輪社長は「転んでけがをしてから靴を買いに来た客もいる。道路状況に合わせて早めの用意を」と呼び掛けている。
提供 - 函館新聞社
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