利用量削減や新規掘削の抑制…函館市温泉資源保護指針素案まとまる
update 2010/1/13 13:11
函館市は、温泉資源の保護や適正利用のあり方を定めた「函館市温泉資源保護指針」の素案をまとめた。検討した「函館市温泉資源懇話会」(雁沢好博座長)の提言を受けた内容で、市内・近郊の温泉資源について、利用量の削減や見直し、新規掘削の抑制を行うことで、保護を求めるなどの内容。2月5日までパブリックコメント(意見募集)を実施する。
同懇話会が5月に提言し、これを受けて市立函館保健所がまとめた。温泉資源保護に向けた取り組みとして@温泉資源利用状況の把握A利用量の縮減B新規温泉掘削の抑制C温泉資源保護に関する情報発信D温泉資源の有効活用の推進・研究―を掲げる。
掘削抑制では、特に湯の川温泉で資源衰退がみられることから、新規掘削を制限する道の「温泉保護地域」の指定域拡大を道と連携しながら進めることを明記した。道が新規掘削を許可する場合には、周辺源泉への影響調査実施や、測定機器の整備を義務付けるよう要請することなどを盛り込んだ。
同保健所生活衛生課は「温泉は限られた資源」と強調。「保護に対する理解を深めて興味を持ってほしい」と話し、市民の意見を募っている。
素案や意見書は同課のほか、市役所や各支所の窓口で配布中。同保健所のホームページ(http://
提供 - 函館新聞社
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