みんぱくフェア、アイヌ文化に興味津々

update 2010/1/12 10:06

 財団法人アイヌ民族博物館(胆振管内白老町)などが主催する「アイヌみんぱくフェアinはこだて」が11日、函館市若松町の市総合福祉センターで行われた。参加した市民はアイヌの代表的な楽器「ムックリ」製作や古式舞踊体験などを通じ、アイヌ文化の魅力に触れた。

 同博物館が本年度初めて取り組む移動博物館事業の一環。アイヌの歴史や文化について理解を深めてもらう狙いで、この日は同博物館のスタッフ25人が来函した。

 前半行われたアイヌ文化ワークショップには市民約60人が参加。スタッフからアドバイスを受け、約1時間掛けてムックリを作ったり、アイヌ文様刺しゅうを体験した。ムックリ作りの参加者は完成した楽器を使って演奏にも挑戦し、何度もひもを引いて音を響かせようと奮闘する子どももいた。

 後半はスタッフによるアイヌ古式舞踊公演が行われ、美しい民族衣装に身を包んだスタッフがステージで「カムイノミ(神への祈り)」や「イヨハイオチシ(即興歌)」「イヨマンテリムセ(熊の霊送りの踊り)」などを次々と披露すると会場から大きな拍手が沸いた。最後は市民も輪踊りに加わり、一緒に踊って楽しいひとときを過ごした。

 ムックリづくりに参加した函館神山小2年の久保碧海さん(7)は「削るのが難しかった。ムックリの音はあったかい感じがする」、牧野愛梨さん(8)は「完成してうれしい。早く演奏してみたい」と喜んでいた。

提供 - 函館新聞社




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