早春の味覚ウドすくすく 北斗で収穫ピーク
update 2010/1/11 16:03
【北斗】早春を感じさせるハウス栽培のウドの収穫が北斗市内の農家で最盛期を迎えている。温かいハウス内には丈が30―40センチに成長したウドがみずみずしい香りを漂わせ、食卓に一足早い春の彩りを添えそうだ。
市内追分の秋庭茂さん(59)方では、露地で栽培後に冷蔵保管していた株を11月中旬にハウスに移植。1カ月余りかけてすくすくと成長したウドを妻の百合子さん(55)と長女の里美さん(31)らが一本一本手作業で掘り出し、箱詰めの出荷作業に追われている。
ハウス栽培のウドは、自生しているものに比べてあくが少ないのが特徴。マヨネーズや酢みそにあえて生でも食べられるという。今年は夏場の長雨の影響で収量は前年に比べ少ないが、秋庭さんは「出来具合はまずまず。地元の方にもたくさん食べてもらいたい」と話す。
新函館農協によると、市内のウド生産農家は7戸で、農閑期の冬場の副業として栽培するケースが多い。北斗産は「北海うど」のブランドで売り出し中で、卸値は一箱2キロ入りがほぼ平年並みの1700円前後。札幌をはじめ道内各地に出荷され、作業は3月末ごろまで続く。
提供 - 函館新聞社
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