110番受理件数 微減の3万5千件…道警函本昨年1年間
update 2010/1/9 14:10
道警函館方面本部は10日の「110番の日」を前に、昨年1年間の「110番」受理状況をまとめた。全体の有効受理件数は、前年比139件減の3万5087件で、1日当たり96.1件だった。この中には、緊急性が低い警察への要望や苦情、照会などを合わせて約1万件が含まれている。通信指令室のある函本地域課では「110番は緊急通報。相談事は『♯9110』を利用するか、最寄りの警察署、交番を利用して」と呼び掛けている。
主な内訳をみると、事故の発生などを連絡する交通関係は6989件と約300件の増。刑法犯関連は1998件で170件ほど減少した。口論・けんかは1565件、災害関連は637件だった。また、市民から警察への情報提供は7294件と1000件近く減少した。
緊急性の低い要望や苦情は4171件、各種照会が5753件あり、全体の約28%を占める。この中には、遺失物や拾得物に関することや法の改正点などを問う内容など、本来の利用目的とは違うものが多いという。また、いたずらとみられる通報が約2800件あり、通報後の無応答や押し間違いなどを合わせると6444件あった。
全通報のうち、携帯電話からの通報が半数以上の約1万9300件を占めた。衛星利用測位システム(GPS)機能付きの携帯電話からは、通信指令室で通報場所が特定できるが、現在地を正しく説明できない場合も多い。同課では、110番は「通報前に近くの目印となる建物や住所を確認してほしい。歩きながらの通話や運転中は車を停止させて」と話している。
同方面管内の各警察署では10日に「110番の日」の関連行事を実施し、市民に正しい通報方法を啓発する予定。
提供 - 函館新聞社
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