1年の無病息災を祈る…道南の寺社で「どんど焼き」
update 2010/1/8 09:15
道南の寺社では7日、「どんど焼き」(焼納祭)が行われ、訪れた人は古いお札や正月のしめ飾りなどをたき上げ、燃え上がる炎に手を合わせたり、煙を体にかけ無病息災を祈った。
どんど焼きは一般的に、小正月の15日に行われるが、道南は松の内の最終日である7日に開かれる。函館市谷地頭町の函館八幡宮(中島敏幸宮司)では、境内に灰などが飛ばないように網で囲った「忌床」(いみどこ)と呼ばれる場所を設け、持ち込まれた正月の松飾りなどからプラスチックなどを外して山積みし、祭礼を行った。
神職が祝詞をあげ、氏子らが玉串をささげた後、拝殿で採られた忌火(いみび)を破魔矢(はまや)に移し、火が付けられた。熊手や福笹が燃え「パーン」という音が響く中、頭を深く下げお参りする人が見られた。函館八幡宮敬神婦人会の鈴木慶子副会長(68)は「家族の健康と、春から小学校に通う孫の通学の安全をお祈りしました」と話していた。
同八幡宮によると、近年はたき上げる量は変わっていないが、大きな飾り物は少なくなっている。忌床の火は8日まで付けられる。
提供 - 函館新聞社
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