大雪の影響で除雪用具売り上げ大幅増
update 2010/1/8 09:15
年末からの大雪の影響で、函館市内では除雪用具の売り上げが大幅に増えている。特に、例年は動きの少ない大型のスノーダンプやアルミ製の強固なスコップなどが売れ筋という。街中では使いなれない用具を手に雪かきに奮闘する市民の姿が目立っている。
道南最大規模のホームセンター「ホーマック スーパーデポ石川店」では、屋外販売コーナーに多種多様な除雪用具や融雪剤が並んでいる。同店の山崎真史さんによると、積雪がほとんどなかった12月中旬まではまったく売れない状況だったが、年末に入ると買い求める客が激増。「初売りの1月2日は例年の4倍を超える売り上げだった。7日現在ですでに昨シーズン(10月から3月まで)の売り上げと並んでいる」と驚く。
特に今シーズンは、雪の少ない函館ではほとんど見かけることのない大型のスノーダンプや、硬く凍った路面を砕くためのアルミ製のスコップなどに人気が集中。昨季はシーズンを通し10台の売り上げだったアルミ製のスノーダンプが、今季は仕入れた15台がすでに完売した。これまで備えていた軽微な用具では対応しきれず、あわてて買い求める傾向がうかがえる。
同店では、除雪用具一台購入につき家庭にある古い除雪用具一台を無料で引き取るサービスも行っており、山崎さんは「この機会にぜひ丈夫な除雪用具をそろえて、今後の積雪に備えては」と呼び掛けている。
道南を中心にチェーン展開する「イエローグローブ」の各店舗も、大幅な売り上げ増となっている。このうち「ジャンボイエロー港店」(同市港町3)では「今後も不安定な天候が続くようなので、さらに売り上げが伸びるのでは」と話している。
提供 - 函館新聞社
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