梅谷さん干支たこ揚げ 上空に勢いよく舞う

update 2010/1/7 10:35

 函館在往で日本凧の会会員の梅谷利治さん(80)は6日、市内大町の緑の島で、新春恒例のたこ揚げをした。訪れた市民ら約30人が見守る中、干支(えと)の「寅」(とら)を題材にした連だこなどが威勢良く駆け回るように舞い上がった。

 梅谷さんは毎年、松の内に、ほぼ1年かけて制作した干支のたこを揚げている。今年は夢に挑戦する気持ちを込めた「夢寅愛」(夢トライ)の平面だこや連だこ、獅子舞を模した立体の「開運寅舞(とらまい)」などを準備してきた。5日を予定していたが雪のため延期。この日は北西の強い風が吹きつけて危険なため、平面だこなどは揚げられなかった。

 約60枚もの連だこは訪れた親子が力を合わせて糸を引き歓声を上げた。開運寅舞は2つ一組で空高く跳ねるように舞った。龍の連だこは自在に体を動かし来場者を驚かせた。梅谷さんは「強風で揚げるのは大変だったが、空のトラたちは喜んでいるようだ。龍も勢いがあり、今年は良いことがありそう。この日を迎えられるように協力してくれた人たちに感謝したい」と話していた。

 この日に揚げた干支のたこなどは15日まで、市地域交流まちづくりセンター(末広町4)で展示されている。

提供 - 函館新聞社




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