台湾へ初のコンテナ…11日函館市
update 2010/1/7 10:35
函館市は11日に、港町ふ頭コンテナヤードから、台湾向けの貨物が出荷されると発表した。国際コンテナ航路を使った台湾向けの出荷は初めてで、現地の旧正月に向けた歳末大売り出し用の商品として、米やイカ飯など道内産品を輸出する。市は今後の継続輸出につながるよう期待している。
積み込むのは、森町砂原1の農水産物卸販売業「ハダテ物産」(荻野和彦社長)が集めた食品で、空知産の米「ななつぼし」652キロや日の出製麺(函館)のラーメン用スープ150キロ、グルメフーズ(札幌)のキャラメル、同社が販売しているイカ飯など約40品目、2・6トン分。
20フィートドライコンテナ(長さ6メートル、幅2・4メートル、高さ2・5メートル)1本を使用。11日に入港する南星海運(韓国)の定期貨物船に積み、韓国・釜山で現代商船(同)の貨物船に積み替え、台湾に運ばれる。
今回の輸出は台湾・台北市政府が主催する歳末大売出し(1月29日―2月12日)に合わせたもの。台北市政府は大売出しに際し、初の海外からの出展として函館市に3メートル×2・5メートルのブースを4個、無償提供することを決定。市は輸出先の東桜国際有限公司と折衝を重ねた結果、道産品を並べることで一致した。
市港湾空港部によると、大売出しには約200万人の市民が買い物に訪れるといい、高い宣伝効果に期待が高まる。同部は「北海道は台湾でブランド化されており、現地では本物の道産品を知りたいという思いが強い。地元からコンスタントに輸出品が出てくるよう働きかけを強め、販路拡大につなげたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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