大間航路 8月末まで運航延長
update 2010/1/6 10:11
1月末を期限に函館―大間(青森県)航路を暫定運航する津軽海峡フェリー(函館市港町、関根二夫社長)は5日、8月末まで運航期間を延長すると発表した。青森県、大間町との3者で6月末までに、航路存続に必要な新造船導入などの具体策を詰める方針で、結論が出るまでの運航が確保されることになった。
同航路の存続には、更新時期が迫る現行フェリーの代わりとなる船が不可欠で、新造船の導入が課題となる。昨年12月24日に開かれた同社、県、町の3者協議では航路や新造船の必要性で認識が一致。新造船導入には約30億円を要することから、費用負担なども含め具体的な方策を協議することになった。
2月1日から8月末までの暫定運航に関する費用負担については、町が一部財政支援する意向を示しているが、町議会が難色を示したため、同社とはまだ調整がついていない。
同航路の存続をめぐっては、県、町が赤字の場合、1億2000万円を上限に財政支援する形で同社が2009年末までの1年間、暫定運航。その後、新造船などの協議が先送りとなったため、同社が1月末まで自主的に運航すると発表していた。
同社は、6月末までに出る協議の結果を待って、9月以降の運航を判断する。ただ、夏季繁忙期の利便性や、乗船予約を2カ月前から受け付けていることも踏まえ、運航期限を8月末とし、現行通り原則1日2往復する予定。
提供 - 函館新聞社
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