昨年の函館 気温高く…年間平均気温8年連続
update 2010/1/6 10:11
函館海洋気象台は5日までに、2009年の1年間と、同年12月の管内の気象状況をまとめた。函館の年間平均気温は9・5度で、平年の8・8度を0・7度上回り、2002年から8年連続の「高い」となった。降水量は1339・0ミリ(平年1160・3ミリ)で多くなり、日照時間は1677・8時間(同1782・0ミリ)で少なかった。12月の函館は、平均気温は0・1度(同氷点下0・1度)で平年並み。日照時間は86・5時間(同93・0時間)で少なく、降水量は119・5ミリ(同79・6ミリ)でかなり多かった。
2009年の管内は、冬は冬型の気圧配置が長く続かず、高温多雨、春は天気に恵まれて高温多照、夏は前線を伴った低圧の通過で低温多雨、秋は台風の接近はあったものの平年並みの気温で少雨だった。
管内で、年間平均気温の平年差が最も大きかったのは函館。函館は夏(6―8月)は平年並みだったが、以外はすべて高かった。江差は10・2度(平年9・8度)で0・4度高。年間気温が「高い」となったのは函館、江差と北斗で、以外は平年並みとなった。
年間の降水量は各地で、7月の長雨や、2、12月に多くなり、上ノ国を除くすべての地点で多かった。最も多かったのは福島町千軒の2489・0ミリだった。函館は10月、2007年の台風9号以来、2年ぶりに台風が接近した。
日照時間の平年比は各地で差があり、少なかったのは函館。厚沢部町鶉や江差などは平年並みで、八雲町八雲、木古内、松前などは多かった。
2009年12月の函館は、上旬は晴れた日が多くなり、9、10の両日は相対湿度が32%で、12月として2番目に低くなった。中旬からは冬型の気圧配置や低気圧の影響で雨や雪が多くなった。降雪の深さは129センチで、同5番目に多かった。江差の降雪の深さは74センチで、同4番目の多さだった。
提供 - 函館新聞社
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