迫力「騎馬参拝」…函館八幡宮
update 2010/1/3 10:14
大雪に見舞われながらも、穏やかに2010年の新春を迎えた。函館市谷地頭町の函館八幡宮(中島敏幸宮司)では2日、急斜面の石段をドサンコ馬が力強く駆け上がる「騎馬参拝」が行われた。同市東山の「函館どさんこファーム」(池田茂代表)の会員4人が流鏑馬(やぶさめ)の装束でドサンコ馬にまたがり、「ハイ、ハイ」との掛け声に合わせてテンポよく石段を登った。
同ファームが1998年からホーストレッキングの安全を祈願して行っている。4頭がひづめの音を響かせながら134段の石段を一歩一歩踏みしめる姿に「すごい」という声が見物客の間から聞こえた。騎馬参拝を毎年見に来ているという市内の男性(52)は「馬が階段を駆け上がる迫力が魅力。これを見ないと新しい年を迎えた気がしない」と話し、熱心に見入っていた。
拝殿前でおはらいを受け、1年の安全を祈願。参拝後は子どもたちを馬に乗せるサービスも行った。池田代表は「ドサンコ馬のように力強く、不景気の階段から一段一段上がっていけたら」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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