日商簿記2級8人合格…函商高
update 2009/12/30 13:37
函館商業高校の3年生8人が、日本商工会議所主催の簿記検定2級に見事合格した。昨年に続いて合格者数が最多となり、学校関係者は喜んでいる。8人は来春、取得した資格を生かして就職や進学などそれぞれの道に進む。
簿記は日々の経営活動を記録・計算・整理し、経営成績と財政状態を明らかにする技能。2級は商業高卒業程度の知識が求められ、株式会社の経営管理などに役立つ。受験者は社会人や専門学校生が多く、函館商工会議所実施分の合格率は35%だった。
8人は3年生の選択科目で「課題研究」を選び、4月から受験勉強に励んできた。週2時間の授業のほか、夏休みや土・日曜の補習も参加し、11月15日の試験に臨んだ。
合格したのは笹田麻衣さん(18)、佐藤愛子(ちかこ)さん(17)、近藤喬大(たかひろ)君(18)、楢原聖司君(18)、松倉里奈さん(18)、冨成結花さん(18)、川島愛(めぐみ)さん(18)、三好千春さん(18)。
大学に進む近藤君は「将来は資格を生かし、土木関係に進みたい」と話し、楢原君も「プレッシャーで試験後は不安だったから合格を知ってうれしかった」と喜ぶ。銀行に内定した三好さんは「夏休みや土・日曜に夕方までびっちり勉強して大変だったけど、みんなとわからないところを教え合い、先生も熱心に教えてくれた」と周囲に感謝する。
指導に当たった新谷弥教諭(34)は「努力すれば実るということは実社会にも通じる。8人ともよく頑張った」と喜んでいた。
提供 - 函館新聞社
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