受験生安心 新型インフルワクチン接種開始
update 2009/12/29 13:39
受験を控えた中学校3年生と高校3年生への新型インフルエンザワクチンの接種が28日、道内で始まった。函館市内の各医療機関ではそれぞれの事情に合わせ、同日にスタートした所もあれば、数日ずらしたり来年1月に始める所も。いぜんとして容量の多い10ミリリットル容器に対する苦戦が続いている。
接種は国や道が決めたスケジュールに従い行われているが、中高生に対しては接種開始の時期が変更されたり、当初2回とされた接種回数が1回とされたことなどから、各医療機関は国に対する苦情を訴えている。
28日に接種を開始した北美原クリニック(同市石川町)は、12月下旬から予約を開始し、初日は約20人に接種した。接種に訪れた函館亀田中学校3年の男子生徒は「学校内でも流行し、周囲でも感染した人がいたので、自分もいつかかるか心配だった。ワクチンを打ったら安心して勉強に励みます」と話していた。
函館市東山2のにれ小児科医院は来年1月中旬ごろの開始を予定。「優先順位や接種開始日など、厚労省からの情報が来るのが遅い」と憤る。特に10ミリリットル入り容器という障害は大きく、連絡があってから接種希望者に連絡する作業は大変だ。また「予約しておきながら別の医療機関で接種して連絡がない人もいる」という。
曜日を決めて接種するため、通常医療機関が混み合う月曜日を避ける傾向から、29日に開始する所も多い。みはら内科クリニック(本通3)は29日、中高生4人に接種する予定。恩村内科(五稜郭町)は毎週水曜日を接種日と決めて対応してきたが、祝日や年末と重なる12月下旬のみ火曜日としたため、中高生への開始は29日となる。
提供 - 函館新聞社
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