熟練の技 つやつや 鏡もちづくりピーク
update 2009/12/28 12:17
今年も残すところあと4日。正月を彩るもちづくりも本格化し、来年で創業110年迎える老舗もち屋「栄餅」(函館市栄町5、佐藤秀昭社長)では、深夜から従業員らが総出でお供えもちづくりなどに追われている。
もちは長くのびて切れないことから、長寿や無病息災を祈って正月に飾る。同店でも縁起物として、大きいものでは2升、小さくて1合の紅白などのお供えもちを用意するほか、定番ののしもち、豆もち、この時期しか販売しない黒糖を練りこんだ砂糖もちなどを販売している。
午前1時ごろから始まる作業は連日昼過ぎまで続く。もち米は岩手県盛岡市から取り寄せているこだわりの「ひめのもち」を使用。蒸しやつきの工程を経て、佐藤社長(56)が職人歴35年間で培ってきた熟練の技で丸型に整えていく。出来上がったもちは「つやつやふっくら」が特徴だ。作業のピークは28日と30日といい、この時期は1日当たり6俵分(360キロ)のもち米を使って生産する。
佐藤社長は「味やコシには絶対の自信がある。おしるこや雑煮、きつね色に焼いて食べてください」と話す。同店では全商品の予約を30日まで受け付けている。問い合わせは同店TEL0138・22・5482。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。