子育て応援ハンドブック「すくすく手帳」完成
update 2009/12/26 12:08
函館市が出産後支援事業として本年度から配布する、子育て応援ハンドブック「すくすく手帳」が完成した。子どもの成長や発達支援に活用できる療育カルテが組み込まれているほか、成長の記録を記入できる欄を設けた。母子手帳を保管するファスナー付きケースも付属し、子どもの情報を一元管理することが可能となる。2010年1月から配布を始める。
市ではこれまで、子育てサポートブック「こそだてーる」を発行していたが、内容や利便性の面から改良する必要があった。特に発達支援対策として、必要とする情報を集中管理する仕組み作りが急がれていた。
本体の冊子には、予防接種や応急処置、小児科などの情報も盛り込み、子育て中の疑問や緊急時にも対応できるよう工夫。A5判108ページとコンパクトにし、一回り大きい2穴のバインダーにとじた状態で保管する。保健所で発行する医療関係の冊子や、各人で必要とする資料や書類をとじ込めるようなつくりだ。
保護者が成長の記録を逐一記入し、将来的には子どもの手元に残ることを目指す。西尾正範市長は「妊娠した時から記録できるのは大人になってから良い思い出になる。少子化の時代、生まれる子を皆で大切に育てたい」と話す。
初年度は2000冊を作製した。基本的に子育てアドバイザーの自宅訪問時に配布する計画で、12月1日生まれからが対象となる。このほか転入者には歓迎の気持ちを込めて就学前児童に配布。来年2月以降は、函館市在住の就学前児童にも希望に応じて対応する。問い合わせは市子ども未来室TEL0138・21・3459。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。