青々 香り豊かに、北斗で軟白ネギ出荷始まる

update 2009/12/24 14:13

 【北斗】道内有数の長ネギ産地の北斗市で、ハウス栽培の軟白ネギの出荷が本格的に始まった。独特の強い香りが漂う作業場では、収穫されたばかりの鮮やかな緑と白の長ネギが次々と箱詰めされている。

 同市大工川の東寺敏光さん(58)は計5棟16・5アールのハウスで軟白ネギを栽培し、今月中旬から収穫作業に追われている。先端を切り落とし、手作業で一本ずつ抜いた後、作業場で土のついた表面の皮をむき、6、7本を束ねて箱詰めする。

 軟白ネギは根元を遮光し、白い部分をつくるのが特徴。1メートル近く青々と伸びたネギはみずみずしく、「柔らかくて甘みが強いので鍋物やラーメンに入れると最高」と東寺さん。主に札幌や旭川など道内向けに出荷される。

 新函館農協によると、北斗市内の軟白ネギの生産農家は約20戸で、作付面積は約4ヘクタール。野菜全般の価格低迷で、出荷価格は1キロ300―400円程度と値下がりしているが、作柄、収量ともまずまずといい、出荷は5月ごろまで続く。

提供 - 函館新聞社




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