雪の田園地帯に大型風車…江差北風力発電所が5基
update 2009/12/23 13:31
【江差】町内の江差北風力発電所では、平野部に設置を予定していた出力2000キロワット級の大型風車5基がほぼ完成し、雪に覆われた田園地帯で巨大な姿がひときわ目を引いている。
風車の設置は、町内北部の水堀、朝日、小黒部、越前などの農村地帯で11月上旬にスタート。江差港北ふ頭に陸揚げされた支柱や巨大な羽根は、深夜から未明にかけて大型車両で現地に運び込み、巨大なクレーンでつり上げて、次々と組み立て作業を進めてきた。
水堀地区の国道229号からは、平野部に並ぶ高さ約120メートルもある5基の風車が、ずらりと並んでいるのが見える。発電機などを納めた本体部分では航空機などの衝突を防ぐライトも閃光(せんこう)を放っている。風車の足元では工事車両が慌ただしく行き交い、年末を控えて急ピッチで作業が進んでいる様子だ。
同発電所は、国内風力発電3位の日本風力開発(東京)の子会社・江差風力開発が今年3月に建設を開始。出力2000キロワットの風車10基を建設する。総出力は1万9500キロワット。平野部の1―5号基は計画通り、来年4月に商業運転を始める。ただ、五厘沢地区の丘陵地帯に建設を予定していた6―10号基は、用地確保上の問題から立地場所を約4キロ北東の鰔川地区に変更したため工期が遅れ、来年4月に着工し、同12月の完成を見込んでいるという。
提供 - 函館新聞社
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