小柏氏の副市長選任に同意…函館市議会
update 2009/12/23 13:30
函館市議会第4回定例会は22日、本会議を再開し、本年度各会計補正予算など議案37件を原案通り可決した。今月31日付で辞任する工藤寿樹副市長(60)の後任に小柏忠久理事(62)を起用する選任同意案に賛成多数で同意し、21日間にわたった全日程を終え、閉会した。
小柏氏の選任同意案は無記名投票で行われ、賛成25、白票を含む反対が7だったほか、1人が退席した。
小柏氏はこれを受け31日付で理事を辞任し、1月1日付で副市長に就任する。西尾正範市長は行財政改革担当として昨年4月に4年間の時限付きで設置した特別職「理事」を空席とし、本年度で廃止する方針。同市長は同日付で後任の総務部長を置く。
採決に先立ち、3氏が質疑を行った。理事職の今後の扱いをただした斉藤佐知子氏(民主・市民ネット)に対し、西尾正範市長は「人事配置の事情でこうなったことは申し訳なく思う」と陳謝。他の特別職の扱いも含め、来年2月の定例会で整理する考えを示した。
また志賀谷隆氏(公明党)は「新しい副市長が行革を担うのか」と質問。同市長は「市長を中心としたチームとして市政運営を進める上で、小柏氏が適任として選任せざるを得ず、理事を空白にせざるを得ない」と述べ、理解を求めた。
このほか請願1件、意見書案16件を原案通り可決。新副市長に決まった小柏氏は「職責の重大さに身の引き締まる思い。市長を補佐し、誠心誠意努力していきたい」とあいさつした。
提供 - 函館新聞社
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