市民体育館、現在地で増改築を
update 2009/12/22 13:21
老朽化した函館市民体育館のあり方を検討する懇話会(座長・田中和久道教育大函館校教授)の最終会合が21日夜、市役所で開かれた。これまでの議論を踏まえて事務局が作成した案を基に提言書をまとめ、焦点の立地場所については現在地(湯川町1)での増改築が望ましいとの見解を示した。提言書は25日、多賀谷智教育長に提出する。
提言書は体育館の現状と課題、役割、機能など7項目からなり、過去5回の懇話会で出された議論をもとに作成した。
このうち立地場所では、「新たな場所への移転整備を望む意見もあったが、現在地での増改築が望ましい」として意見をまとめた。駐車場が狭いものの公共交通機関の利便性が高く、現在の体育館をサブアリーナとして活用し、隣接地にメーンアリーナを整備することで事業費の縮減も図られる―などの優位性を明記した。
移転整備に関しては広い駐車場の確保をメリットとし、移転先として「北高校跡地や緑の島を想定する」との付帯意見を付けた。
機能面では大規模スポーツ大会が開催可能なメーンアリーナ整備を求め、例としてバスケットボールコート3面、バドミントンコート16面が取れる広さを挙げた。すべての人が快適に利用できるユニバーサルデザインの導入やバリアフリー化も取り入れた。
要望書ではこのほか、スポーツ以外のコンベンション開催にも対応可能な機能を検討することを求めたほか、太陽光発電の導入など、地球環境に配慮した施設整備にも触れた。
提供 - 函館新聞社
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