イカずくめ満足満腹…料理教室で子ども体験
update 2009/12/21 09:52
「函館市の魚」に指定されているイカについて親子で体験しながら学ぶ料理教室が20日、同市入舟町の函館市漁協入舟支所で開かれた。イカの生態や調理法について市内の親子連れが同漁協や道立函館水産試験場の担当者から教わり、釣って、さばいて、食べるイカずくめの一日を楽しんだ。
市漁協や市水産課、市立函館保健所などの共催。地元で取れる水産物をPRし、魚食の普及や子どもたちの食育を推進しようと初めて企画した。募集直後に定員となる人気ぶりで、この日は市内の小学生とその保護者ら約30人が参加した。
はじめに同水試の澤村正幸研究員がイカの骨とされる部分が貝殻の一種であることや、イカの寿命が1年と短いこと、その生態などについてスライドで解説。続いて参加者は近くの函館漁港に面した同漁協のイカの蓄養施設に移動し、水槽でイカ釣りを体験した。
この後、参加者は同漁協女性部のメンバーの指導で、釣ったばかりのイカで刺し身づくりに挑戦。子どもたちは鮮度の良さや慣れない包丁さばきに悪戦苦闘しながらも、部位ごとに丁寧に切り分け、ご飯やみそ汁、塩辛などと一緒に定食として味わった。
最後に同保健所の栄養士が「イカは低カロリーで高タンパク。元気の源となるタウリンも含んでいます」と栄養価が高いことを紹介し、土産用のイカの塩辛づくりで締めくくった。父親と参加した函館戸井西小1年の川島太陽君(7)は「イカは大好きでいつも食べているけど、知らないことがいっぱいあった。家でもつくってお母さんに食べさせたい」と笑顔ではしを進めていた。
提供 - 函館新聞社
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