津軽海峡にけあらしもうもう
update 2009/12/19 11:48
漆黒の海に浮かぶ光が、揺らめく霧を浮かび上がらせる―。津軽海峡の海面に18日未明、蒸気霧「けあらし」が発生した。この日の朝にも発生し、大森浜沖は深いもやに包まれていた。
けあらしは、寒さが厳しくなった時、冷たい空気と暖かい海面の温度差で発生する。本道では真冬の風物詩とされる。未明では、イカ釣り漁船の集魚灯の光が白く立ち上った周囲を照らし、幻想的な雰囲気となっていた。朝は日の出のころからもやが濃くなった。市内住吉町の女性は「こんなに本格的なのは今冬初めて」と話していた。
函館海洋気象台によると、この日の道南は冬型の気圧配置が続いた影響で冷え込みが厳しくなり、朝までの最低気温は函館で氷点下8・1度だったほか、北斗同12・7度、厚沢部町鶉同12・1度、八雲町八雲同12・0度、長万部同11・7度、森同10・8度、今金同10・5度だった。
提供 - 函館新聞社
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