韓国・高陽市と姉妹提携視野 部長級が23日に来函

update 2009/12/18 09:29

 函館市は17日、韓国の首都・ソウルに隣接する高陽(コヤン)市の関係者が、23―25日に函館市を訪問することを発表した。西尾正範市長は同市との姉妹都市提携を視野に入れて交流を進める考えを示しており、今回の訪問で、両市の提携に向けた動きが一気に進む可能性もある。

 高陽市は人口約90万人。ソウルの衛星都市としての性格が強い一方、韓国最大のコンベンションホール「韓国国際展示場」を持つなど、発展が進んでいる。

 今回訪問するのは高陽市国際化戦略プロジェクト本部長のユン・ソンソン氏ら3人。23日に千歳経由で来函し、24日に市内観光名所の視察やクリスマスファンタジーなどを見学。25日は西尾市長を表敬訪問する。

 函館市は今年10月に観光プロモーションの一環として韓国訪問団を結成し、西尾市長や経済界関係者が同市を初めて訪問。その際に同市の市長から交流を強く希望する旨の申し出があったといい、函館サイドも訪問を要請していた。

 西尾市長は今月の市議会一般質問で「関係団体からの期待の声も大きく、市内で韓流スターのトークショーが開かれるなど機運が高まっている。今後の姉妹都市提携を視野に入れながら交流を進めたい」と答弁。青少年の相互派遣や教育、文化、スポーツ交流の促進とともに経済交流が進展する可能性にも言及している。

 市国際課は「高陽市では現在、チャイナタウンなどを含む複合観光施設の建設計画があり、観光振興の面で函館と共通する部分もある。まずは来ていただいて市内の様子を知ってもらうことで、交流を積み重ねていくことが必要」と話している。

提供 - 函館新聞社




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