園児が熱帯植物園のサルにXマスプレゼント
update 2009/12/17 15:35
函館市湯川町3の市営熱帯植物園で飼うニホンザルに16日、リンゴ(約80キロ)のプレゼントが贈られた。市内の園児が「メリークリスマス」とサル山に勢い良く放り投げ、サルたちを喜ばせた。
園児に動物を思いやる優しい心をはぐくんでもらおうと企画。遺愛旭岡幼稚園(山田秀夫園長)の年長組30人が駆けつけた。
園児一人一人に刻んだリンゴが渡されると朝食を抜いていたサルたちは「キャッキャキャ」と大きな声。中には手をたたいて、「こっちにちょうだい」と催促するものもいて園児の笑顔を誘った。
サンタクロース姿の職員がサル山温泉に丸いリンゴを投げ込むと、サルたちは一層にぎやかに。その様子に触発されてか、「おサルさんにダンスを見せたい」と園児も興奮。「ウッキィ、ウッキィ」と学校で楽しむモンキーダンスを披露した。
小杉奎人ちゃん(6)は「サルがリンゴをおいしそうに食べてくれた」、高田詩織ちゃん(6)は「温泉に入って赤い顔をしたサルがかわいい」とにっこり。植物園の坂井正治さん(71)は「いつもはもらう立場の子どもたちが、プレゼントを上げるというその喜びを味わうことが大事。みんな優しくサルに接してくれた」と目を細めていた。
サル山の壁には20日まで、「おサルさんクリスマスですよう」の特製横断幕も飾られている。
提供 - 函館新聞社
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